微妙なお年頃の日々

四十路の微妙な日々をつづるどうでもいい話

閉店と未練

祇園精舎の鐘の声

諸行無常の響きあり…

歳をとっていくと、よく行っていた思い出のお店が閉店することも多くなる。

なくなった場所の前を通りかかって、古いカーナビに残っている店名を見つけて、そこで買った物を見て、もう無いんだなとしんみりしてしまう。

お店ロスだ。

寂れた店が好きなせいもあるが(死神?)。

無くなってから気づく大切さ。

漫画のいつも邪険にしてて、いざ他の男とくっつくヒロインに未練タラタラになる奴は大嫌いだが。

同族嫌悪? いや、私は邪険にしてないから(棚上げ)。

これはお店だけでなくて、いろいろな変化にもある。

街が変わったりとか、サザエさんのタラちゃんの声が変わったりとか。

止めることもできないどうしようもなさ。

慣れ親しんだことへの執着。

ただただ時の流れに身をまかせるしかできない。

(年寄りは変化についていけんのよ…)

永遠はない、今を大事にとか自分を慰めるが、やっぱり悲しい…。

昨日はヒビが入ったブラシを買い替えようとお店に張りきって行ったけれど、持ってるブラシ二つとも無くなったお店で買ったのだと思い出してグッときてしまった。

私は表面ではそこまで気にしてないふりをしているが、中はべちょべちょにウエッティなのだ。