ここ数年のこと。
聴けなくなったものが二つある。
ひとつはユーミンの「恋人はサンタクロース」。
もうひとつは綾小路きみまろ。
ユーミンも好きだし、きみまろも嫌いでない。
でも、ある日突然聴けなくなってしまったのだ。
理由は歳をとって感じ方が変わったからだが、それぞれちょっと違う。
まず、「恋人は…」は昔から好きで、CDも持っていてたまに聴いていた。
しかし、ある日聴いたら突然「あ、あれ」となってしまった。
「私にはサンタクロース来ないな…!?」と気づいてしまった…。
サンタクロースは消えてしまったのだ。
それからは「私にはもう来ないな」と思ってしまって聴けなくなってしまった(涙)。
そしてきみまろ。
友人が車でかけてるのをなんとなく聴いていたら、ことごとく私に言われているような、身につまされ感がすごくて笑えないのだ。
まさに微妙な年頃の私はまだ老いを「あっはっは」と笑える余裕がない。
全てを吹っ切る(時を過ぎる)ことができたら、また聴けるようになるかもしれない。