微妙なお年頃の日々

四十路の微妙な日々をつづるどうでもいい話

正論の冷や水山

結構Yahooニュースのコメントランキングを見る。

「あー確かに」とか「こう考えるか」とか読むのが面白い。

で、そここでたまに批判的なコメントが出た時、正義的なコメントが現れる。

例えでいうと、誰かが不倫したりして、「よくこんなことするな、テレビで見たくないな」と批判が出ると、「不倫なんて当事者たちの問題でしょ? あなたには関係ないじゃない」とか。

確かに正論である。

そこで反論でもすれば、常識を疑われそうな感じになって何も言えねえである。

私はこれを「正論の冷や水」と呼んでいる。

タイトルの「山」はなんだかマウンティングを取られてる気がするので付け加えた。

そう、私はどちらかというと掛けられる側である(負け犬)。

正論の冷や水の怖い話をしよう。

以前行ったクラフトマーケットへ行った時のこと。

あるブースで、二人の妙齢のお姉様たちが作品を見て、「かわいいー、これもかわいいー」とかわいいを連発していた。

すると、その近くにいた別の妙齢のお姉様が、二人に聞こえるような大きさの独り言で、「なーに、いい歳した大人がかわいー、かわいーって」と言って、何度も「かわいー、かわいー」と真似したのだ…!

ビシャッと冷や水、いや氷水を何度も掛けられるのを見て、内心震えてしまった。

ちょうど一人でいた時だったが、もし友人といたら、同じ事を言われたかもしれないと思うと恐ろしい。

当事者でなくても、ショックでその日の楽しい気持ちがしぼんだのに…(トラウマになったし…)。

確かに若い女の子の「かわいい」でもうるさいと言われたりするし、ちょっとうるさかったかもしれないが。

「楽しんでいるだけなので多めにみてやっちゃくれねえか?」と助けに入る勇気もなく…(そんな人になりたいよ)。

あまり連発しないようにしようと心に決めたのだった。