微妙なお年頃の日々

四十路の微妙な日々をつづるどうでもいい話

天然な女子

この前、マッチングアプリで己の現実によよよ、よよよとなり過ぎたので、ネットで拾ってとっておいた秘蔵の吉岡里帆のギフアニメをループで見ていた…。

最近、吉岡里帆の良さがわかってきたよ。

きっかけはマクドナルドの春のテレビCMだった。

ドアをよいしょって感じで開ける様がすごくかわいくて、「そりゃかわいいっていわれる訳だわ」ととても感心した。

そういう演出なのかもしれないけれども…、私のおじさん心に響いたのである。

時にあざといとか言われるけれども、こんな仕草を自然にする人には脱帽である。

これって、世にいう「天然」ってやつ?

(おじさん、だまされてるよという声は横に置いておく/夢見たいんよ)

私が天然を知ったのは中学生だった頃かしら。

(唐突に始まる昔話/歳をとると昔話しがち/話すことがないんよ)

すでにあぶれていた(ぼっちの)私は、リア充の班に混ぜてもらっていたので、リア充な人たちに囲まれていた(席が)。

私の前に座る女子が、何もないところでよく転ぶ系天然だった。

(今の歳だったら老化とか病気を心配されるけれど、若いとかわいいのだよなあ…、でもあまりに転ぶので心配していた)

で、私の隣の男子が、休み時間にその女子にたびたびちょっかいをかけるのだ。

「また転んだの?」とか、「ちゃんとしろよ」とか(私はまたやってるよの空気である)。

それだけならまあ、青春だね(二人は)なのだけれど、こうして何十年経ってもしつこく覚えている理由があった。

その男子はたまにそのちょっかいに近くにいる私を混ぜるのである。

「私さんみたいにちゃんとしろよ」とか、私を例に出してその女子を下げることを言うのだ…。

最初おめでたく内心「や、やだ何それ」となったりもしたけれど、わかったね。

私をダシにしているって…!

ぐぬぬ…!

好きだからってけなすのはダメだぞ!

その辺の人を巻き込むんじゃないっ!

こうして、私のリア充への確執は生まれたのである(壮大)。

リア充は優しいけれど、たまに残酷なのだ…。

結局その後、二人は付き合ったけれど、どうしてるんだろうと、ダシにされたことと共にたまに思いをはせる…(三つ子の魂百まで)。

そんな当時の私も種類の違う天然だった(鈍臭い)。

女子には優しくされた…(…あっ)。

彼女たちの天然って、かわいくないとなれないよな…。