微妙なお年頃の日々

四十路の微妙な日々をつづるどうでもいい話

すべすべな手

この前、本屋さんのレジで、かさばるものが多くて、感染予防のついたてに引っ掛かって、店員さんと押したり引いたりで、ちょっと手が触れてしまった。

ハッと思う。

…めっちゃすべすべしてる…っ。

すべすべとはこのことをいうのか、ヘレンケラーのあのシーンのごとく。

それから、商品を並べる店員さんの手を見れば、白くてきれいで…、白魚のような手とは略。

「きれいな手ですね」と心の中で思った。

(気持ち悪い客にならないように、ちゃんと表に出してないぜ)

人の手に触れることが滅多にないし、気持ち悪がられないように極力触れないようにしているので、余計衝撃を受けた。

…相手をすべすべだと思うということは、自分の手がいかにそうでないということか…。

…確かに、私の手は白くないし、ずんぐりむっくりしてるし、きゃしゃな指輪が似合わないし、肌のキメが荒くて、おばさんでなくておじさんみたいだし、いつつけたかわからない傷があるし(がさつ)、柔らかくない…。

ひどい時はおばあちゃんみたいな肌感な時もある…。

爪の形もあちこち欠けて不揃いだし…。

店員さんとは正反対である…。

…よよよっ。

その日の夜、ハンドクリームをとりあえず塗った…。

あと、もうちょっとやせようかな…。