私には好きなミュージシャンがいる。
若い頃は音楽雑誌を買ったりして、インタビューとか読んだり、写真を切り抜いたりしていた。
しかし、歳をとってからはお察しの通り、聴くだけにシフトしている(ごくごくたまにライブに行くこともある)。
考え方とか知っていた方が深く楽しめるのだろうが、私にとっては逆にそれが気になってしまって楽しめないのである。
配信で1曲のみ購入することもあるし(アルバムとか合わないと辛いので便利)、すごく気に入れば全CD(歌詞や写真も楽しめる)を買い集めることもある。
今回はどの曲もいいなと全CDを買い集める方の話。
全CDを買い集めるほどなので、新譜が出たらもちろん買っている。
そこでたまに試練が訪れる。
限定盤を買うかである。
通常盤とどちらを買うかは一応基準がある。
(私の限定盤を買う基準)
応援したい
ミュージックビデオ付き
通常盤と比べてそれほど高くない
限定盤のみの曲が入っている
…である。
ライブ音源はそれほど興味がないし、ビジュアルが好きでないとブックレットもグッズもいらないし、収納に困るので規格外のサイズもいらない。
「本当にファンなの?」と言われるだろうけれど、私はライトなファンなのだ。
(かつてはもっと甲斐性があったが、何でも欲しい熱は冷めた)
じゃあどうして試練なのかというと、たまに限定盤しか出さない時があるのだ、しかもライブ映像ソフトかと思うくらいの価格で。
こういう時はファンへの踏み絵のごとく、すごく試されている気がする…!
…結局買ってしまうけれどね…(ぐぬぬ)。
あともうひとつの試練は、ミュージシャンの家族が加わる時である。
ずっと好きでいると、結婚して家族ができる(私は変わらないぜ)。
そこは別に音楽が好きなのでいいのだが、家族が作品にちょいちょい現れることがある。
曲の中に子供の声とか、ジャケットに出てきたり、家族の話が中心になるとか。
そのミュージシャングループに家族が加入したというくらい現れる時もある。
そのミュージシャンは好きだが、家族まで好きになれるのか?…試される。
1、2回くらいならほほえましいが、いつもになるとなんか違うのである。
音楽のみ聴けばいい話なのだが、難しい問題である(非ハートフル人間)。
私の心が狭いのか。
あーでも、イレギュラーは楽しいが、ずっとはちょっと…てことないですか?(自己弁護)
ライブにゲストが来て、ずっといて、曲の半分歌ってるみたいな…、ゲストの歌を聴きに来たわけじゃないんだよなあというか。
まあ方向性の違いというか、そこで離れるかは趣味の話なので、好きにすればいい話だ。
…でも、好きだから、あまり試さないでほしい…。