微妙なお年頃の日々

四十路の微妙な日々をつづるどうでもいい話

宝塚のライブビューイングに行った

ずっと気になっていた宝塚歌劇団(以下宝塚)。

舞台を見に行ってみたいなと思っていたのだけれど、チケットが全然取れないといううわさを聞いていて、行かないままだった。

しかし、以前観た映画「RRR」をやるというので、どんな感じになるのかなと、観に行こうとした。

が、チケットの取り方が会員登録とか面倒そうだし(生粋の面倒くさがり屋)、まあさすがに全く取れないことないでしょと謎の余裕で、受付開始2日後に取ろうとしたら、やっぱり取れないよね(当たり前体操)。

で、チケットぴあを見ていたら、宝塚劇場での千秋楽のライブビューイングが映画館で見れるというのを見つけ、なんとかチケットを取った(こちらも結構売り切れるのが早かった)。

一県に一映画館という感じの上映のようで、田舎の私の町ではやっていなくて、遠出したぜ。

席はほぼ満席で、いつもガラガラの映画を見ていた私はびっくりである(チケット売り切れるくらいなのだから、当たり前か)。

で、開演5分前くらいの、幕が下りている客席込みの舞台から始まり、劇の後35分の休憩を挟んで歌と踊りのショー、舞台挨拶、退団する人の紹介、何度も繰り返されるカーテンコールと、終わって気付けば4時間経っていた…という、大ボリュームだった。

劇とショーの2部構成というのは、大衆演劇と似ていて、おかげでちゃんと休憩時間は体を動かしに出ることができた。

チケットを再入場時に見せれば戻れるので、一度出て飲み物を買った。

長丁場はのどがかわくのも、大衆演劇で経験済みだ!

劇の方は、上手く演出してあって、あの長い映画をコンパクトに、いいシーンをまとめて再現されてあった。

できたら、ムチ打ちの刑のシーンで、これ以上ビームが打たれないようにラーマが足をつくように打つところも入れて欲しかったな(好きなシーンなのだ)。

映画になかったエピソードもあって、こうだったのかしらと思ったり。

ビームとラーマがしっかと手を握るシーンはやっぱりいいよね…!

そして、ラーマのヒゲ、いいよなと舞台でも思った。

ショーの方は、現代的な主人公とたくさんの不思議な幻想の世界みたいな感じで、物語性もあって、衣装や演出も素敵で楽しめた。

現代的な演出(男性アイドルのライブみたいな)もあったのは意外だった。

そしてやっぱりラストのラインダンスと大階段から大きな羽根を背負っての登場もあり。

まさにトップスター!という感じにおおっとなった。

トップスターとはこうなのねと、見ていてひしひしと感じられた。

トップスターに会いたい人は宝塚に行けば会えるよ…!と思った。

(大衆演劇だと座長と二枚目みたいな感じ…?

座長的な組長もいるけれど

組を一手に立ってる感がカリスマ的だった)

あと、トップの娘役のかっこいいところも意外で良かった。

また、トップスターとトップの娘役の人のダンスで、女性が差し出された男性の手を取らなくて、男性がまいったな、ハハという仕草が、まさにマンガ的イケメンだった。

数日それを思い出して、「良き…」となっていた。

何度でもしがめるぜ…!

少女マンガ的イケメン、ダンディズムがここにある!である。

そして、私のさらに男装の麗人好きの度が上がった。

これから男装の麗人になろうかしら…とその夜思ったぜ。

(おじさんかおばさんかわからない感じならすぐなれそうだ…)

今度は実際に見に行ってみたいな…!

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「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)」 Based on SS Rajamouli’s ‘RRR’.