微妙なお年頃の日々

四十路の微妙な日々をつづるどうでもいい話

見ないふり

私は見たくない物は見ない派である。

だから、鏡に映ったブサイクな自分はちゃんと見ないで、現実逃避のフィルタをかけている。

薄くなった髪のことも極力見ないようにしている。

自分の歳も数えないし、あいまいにして考えないようにしている。

…それを貫き通せたら幸せなのだけれども。

たまに我に返ってしまうのだ。

気を抜いてふとした時に映るリアルな自分を見た時…。

どう分けても薄毛が隠れない時…。

テレビを見ていて、「あれ、この人と同い年だな」とか思って、そして自分の老け具合まで気付いた時…。

いつも3歳くらい年下だと思っている後輩が、かなり年下だったと我に返る時…。

書類に年齢を書かないといけない時に、「何歳だったっけ」と計算した時…。

ひえぇと嫌な汗が出る。

…忘れたままでいさせてよ!