微妙なお年頃の日々

四十路の微妙な日々をつづるどうでもいい話

バスに乗ってたらあちこちに飛んだ

先日、高速バスで移動した。

走るバスの窓から外を見れば、父が生きていた時、よくドライブで通った道もあって、思い出がよみがえる。

あちこち一緒に出掛けたおかげで、父との思い出があちこちに残っているというのは良かったと思う。

すれ違う西へ向かうトラックは、京都や祖母の家があった町のナンバーがあって、無性に西へ行きたくなった。

祖母の家も無くなっているけれど、それでも行きたい。

もう父も祖母もいないと思うと、とても狂おしいよな…。

ううう、一人旅感がセンチにさせますわ。

飛んでいく飛行機を見れば、昔住んでいた福岡に行きたくなった。

…仕事に向かっているという気持ちも関係してるか(着けば大丈夫だけれど)。

前の席の方で定期的にせきをするおじさんがいる。

なすがまま、出るがまま。

せめて語尾?をソフトリーにして欲しい。

ゴホォハーッをゴホォゥくらいに…。

風邪とかじゃありませんように…!(マスクしてますように…!)

天気が雨に向かっているからか、気が滅入ってきた…。

自分もいつか死ぬとか、親とか知人がそれより先に死んでしまうと思ったら、めちゃくちゃ狂おしい。

朝テレビで見た、山崎賢人より先に死ぬんだなまで思いだし、うわあとなった…。

死に向かっているのよな…。

いかんいかん、湿っぽくなったと気を紛らわそうと、希望の命(誰)が生まれたぞーっ!と天に掲げる妄想をした(何かを力一杯天に掲げたい)。

そしておじさんのせきに戻る。

あまりの勢いに、飛沫もめっちゃ飛んでるよなあと思ったら、もらい?ゲロしそうになりそうになり、考えちゃダメだとなった。

えーと、これを向井理がしていたら?(話をそらそう)

でもしないよなあ、こんなせき。

私も年取ったらやってしまうようになるのかと思ったら、うああとなった。

歳とるとどうしてえへん虫になるのかしら…。

のどの筋肉がゆるむとかいうけれど…。

恥ずかしいという感覚もゆる、いや、自然体になるのもあると思う…。

バスは高速を降り、運転士さんのアナウンスが入る。

…この運転士さん、最後を言わないのなぜなの。

「シートベルトを」で終わったり、「お出になりましたゴミ等は」で終わったり。

マイクを早めに切っているのか…、消化不良である。

そして、せきのおじさんより先に降りるの、何か負けた気がしたわ、なぜか。

みんな、いつまでも元気でいておくれ!