先日、高速バスで移動した。
走るバスの窓から外を見れば、父が生きていた時、よくドライブで通った道もあって、思い出がよみがえる。
あちこち一緒に出掛けたおかげで、父との思い出があちこちに残っているというのは良かったと思う。
すれ違う西へ向かうトラックは、京都や祖母の家があった町のナンバーがあって、無性に西へ行きたくなった。
祖母の家も無くなっているけれど、それでも行きたい。
もう父も祖母もいないと思うと、とても狂おしいよな…。
ううう、一人旅感がセンチにさせますわ。
飛んでいく飛行機を見れば、昔住んでいた福岡に行きたくなった。
…仕事に向かっているという気持ちも関係してるか(着けば大丈夫だけれど)。
前の席の方で定期的にせきをするおじさんがいる。
なすがまま、出るがまま。
せめて語尾?をソフトリーにして欲しい。
ゴホォハーッをゴホォゥくらいに…。
風邪とかじゃありませんように…!(マスクしてますように…!)
天気が雨に向かっているからか、気が滅入ってきた…。
自分もいつか死ぬとか、親とか知人がそれより先に死んでしまうと思ったら、めちゃくちゃ狂おしい。
朝テレビで見た、山崎賢人より先に死ぬんだなまで思いだし、うわあとなった…。
死に向かっているのよな…。
いかんいかん、湿っぽくなったと気を紛らわそうと、希望の命(誰)が生まれたぞーっ!と天に掲げる妄想をした(何かを力一杯天に掲げたい)。
そしておじさんのせきに戻る。
あまりの勢いに、飛沫もめっちゃ飛んでるよなあと思ったら、もらい?ゲロしそうになりそうになり、考えちゃダメだとなった。
えーと、これを向井理がしていたら?(話をそらそう)
でもしないよなあ、こんなせき。
私も年取ったらやってしまうようになるのかと思ったら、うああとなった。
歳とるとどうしてえへん虫になるのかしら…。
のどの筋肉がゆるむとかいうけれど…。
恥ずかしいという感覚もゆる、いや、自然体になるのもあると思う…。
バスは高速を降り、運転士さんのアナウンスが入る。
…この運転士さん、最後を言わないのなぜなの。
「シートベルトを」で終わったり、「お出になりましたゴミ等は」で終わったり。
マイクを早めに切っているのか…、消化不良である。
そして、せきのおじさんより先に降りるの、何か負けた気がしたわ、なぜか。
みんな、いつまでも元気でいておくれ!