微妙なお年頃の日々

四十路の微妙な日々をつづるどうでもいい話

結構汚部屋の住人

この前、ちょっと大きめの地震があった。

その日は休みで、寝ていたのだけれど、ゴゴゴゴとどこかから地震が伝わる音がして、むくりと身体を起こす。

グラグラ揺れ出して、あれ、結構大きいなとか、これが大地震になったらどうしよう、まだお風呂入ってないのに(臭い)とかドキドキしながらおさまるのを待った。

ぐらっと棚から大きなぬいぐるみと、部屋着とその下の本とかが入った小さなカゴが布団の足元に落ちた(地震じゃなくてもたまに落ちる)。

揺れがおさまり、片付けるの起きてからでいいやとまた布団をかぶって寝る。

隣の部屋の母が見るテレビのNHKの地震速報を聴きながら。

地震のあった各地方局の人の話がリレーされ、みんな、「2階にいたけれど、物が落ちてくることはありませんでした」と言っている。

…うちは落ちてるけれども?

遠くでがしゃんと何かが落ちた。

でも、無視して寝た、まだ起きる時間じゃないので。

で、目覚ましが鳴って目が覚めるも、落ちたのを片付けるの面倒くさいなあと、やだなあと、しばらくごろごろして起きたら、横の棚からも人形が落ちていたのに気付く。

結構揺れたのねと、人形を拾い、足元に落ちたぬいぐるみ群を救出に向かう。

ありゃりゃと拾って戻そうとしたら、またそこがなだれ、下にドンガラガシャーンである。

それを何度も繰り返す様は、さいの河原で石を積む子供の如しである(もっと片付けい)。

なんとか手で受け止めれば、動くと落ちるしで、自分の分身が欲しくなった(私B、これ取って)。

(分裂できないので、結局下に落とした…)

最後の方は、パジャマのまま「イイイイーッ」と、ひとり荒ぶった(ちゃんと片付けい)。

そして、やっと戻ったわと思ったら、その横に人形ケースが床に転がっている…。

NHKも私に聞いてくれたら、「物が結構落ちました」って言ってあげられたのになと思いながら拾えば、またその横でガラクタが入った小さな箱も落ちていて、床に中身をばらまいていることに気付く。

これががしゃんの正体かあと拾ったよ。

リビングの観葉植物も倒れていた(これも元々不安定だった)。

さすがに石積み体験に辟易したので、もうちょっと物を減らすかな…。