微妙なお年頃の日々

四十路の微妙な日々をつづるどうでもいい話

ラノベの歳の差についていけない(また)

この前、ピッコマ(ラノベやマンガが読めるサイト)で、おすすめのラノベを読んだ。

(ネタバレになりそうなので、作品名はふせておく)

しいたげられたヒロインが幸せになるやつである(結構よくある設定のひとつだ)。

そのラノベは、ヒロインが結婚をし、離縁されてから10年後に元夫が地位を上げて迎えにくる…という話だった(これもよくある話のひとつだ)。

この手の話はヒロインがかわいそうであるほど、後の幸せを盛り上げるのだけれど、その点も良くおさえていて、ふむふむと読み進めていった。

しかし、歳の差があるというのがちらちら出てきて、まあ大きくて10歳くらいかなと思っていたら…、16歳差であった。

歳の差大きいのダメ派の私は、ちょっと嫌な予感がしていたのだけれど(ラノベは歳の差が大きいのが多い)、まあ、政略結婚結婚だしと読んでいると、再開した時点で、ヒロイン22歳、ヒーロー38歳だという…。

えっ?である。

おじさんやないかーいである。

ま、まあ、ヒーローは「別れた当時と変わらない姿で、ちょっと貫禄が増した」とか書いてあり、ファンタジーなフォローで、歳取らないのだろう。

いやー、でも…(モヤモヤ)。

38歳を通り越してしまった私は余計なことを考えてしまうのだ。

その頃はすでにお父さんのにおいがしてたし、髪も薄めだったよなあと…(ファンタジーと現実の区別がつかない人間)。

いや、いかんいかん、ヒーローは芸能人みたいに若いのよと言い聞かせてみるけれど、ヒロイン22歳よ?(芸能人でもキモい)とつい思ってしまう…。

22歳の若さ知ってるだけに…。

せめてヒーロー32歳で良くないか?(四捨五入で40はダメよ)って。

それでも、モヤモヤしつつ読んでいたら、決定打をくらう。

ヒロインが5歳で、ヒーローが21歳の時に結婚したってー!

もっと政略結婚感があれば、少女マンガ的ラノベでなければ、もうちょっと許せそうだけれど…。

そこから数年共に過ごしたとして(もちろん白い結婚)、別れて10年思い続けるって…。

ヒロインが美少女だとしても…、別れたのが12歳だとしても…(犯罪の香りがプンプンだ)。

おばちゃん、許さないよっ。

いろんな目線になってしまって、私の許容範囲が限界を迎えたのだった…。

私はファンタジーと現実の区別がつかない人間なのだ。

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と言いつつ、ロマンスグレーなおじさまと若い妻のマンガを読んで、おじさまが若返るのはなんか違うと思ってしまう、複雑な心の持ち主でもある…。

(途中で読まなくなったけれども)

若い人向けの作品には、大きな年の差地雷が埋まっているので注意である…。

(そう思うのに、飛んで火に入る夏の虫のごとくつい読んでしまうのよな…)